【読書】ネットリンチで人生を壊された人たち
みんふです
今日のぽかぽか陽気は相当に気持ちよかった。
あてのないままにふらふらと出かけて、いい具合に煮詰めたような定食屋を見つけてちょっとご機嫌です。
今回読んだのはこちら。
紹介文はこちら。
自らの行動やコメントが原因で大炎上し、社会的地位や職を失った
人たちを徹底取材。加害者・被害者双方の心理を深掘りし、
炎上のメカニズムから、ネットリンチに遭ってもダメージを受けない方法、
グーグルの検索結果から個人情報を消す方法までを探る。
話題が、あちこち飛んでとりとめがないのですが、読みごたえはありました。
ツイッターやインスタグラムでの、内輪のジョークが影響力のあり人間にリツイートされることで炎上して、職を失った例をいくつかみるにつれ、「なんというめんどくさいひとたちであることよ。炎上祭りに加わるくらいなら自分の生活の足元でも見つめればいいのに」
あと、セックススキャンダルでも影響力を全く落とさなかったFIFAの会長。SMクラブでのプレイは、きっちり認めてすっぱぬいた週刊誌に、「ナチス風」の記述について法廷で争い勝訴。著者は、男性のセックススキャンダルはもう恥ではないと言ってますが、外国でもそうなのね。女性だったらひとたまりもないのに。
そういえば、阪神タイガースの元監督も、愛人とのこっぱずかしいメールをだしに脅迫受けたけど、屈せずそのまま指揮をとってましたねぇ。あのメンタルはすごいと思った。家族も強かった。FIFAの会長も真っ先に妻に報告して許しを乞うたとありました。
自分的には、善意の行動の章で、あるコンファレンスで後ろに座った男性2人組の下品なジョークを言われたことに腹をたてた女性が、その二人の顔写真をとって失職に追いやらせた話が一番いやーな気分になりました。失職した事実を男性がネットの掲示板に書いたことにより、その女性のSNSが炎上して結局彼女も失職。
そして、その失職について、自分が男性についてツイートしたことについての反省はしてないが、男性が失職したことをいったせいで自分も失職したことが許せないと話していることに暗澹。自分個人に言われたジョークじゃないんだから、スルーしとけよ。
最近、FBであんたの好きそうな動画があがってるから見てみなよ。と友人にメールで教えてもらって久しぶりにあけてみる私。
「あんた最近開けてないでしょ」
「FBももう飽きちゃった」
「飽きるほどやってないくせに」
おっしゃる通りでございます。
FBは友人に嘘をつく場所で、ツイッターは見知らぬ他人に本音を話すところ
だそうです。ちょっと真理ついてるかも。