怒涛の読書
みんふです。
旅にでるという時に限って、図書館で予約した本が連なってやってくる。これってマーフィーの法則にあるかしら?
順番待ち本ということで貸出延長もできないので、この2-3日、ほとんどこもって読書してました。目薬さしまくり、目もしばしばです。
その1
相撲取りとしての貴乃花に心酔して、彼の引退とともに相撲ファンを引退した作者が、最近の「日本人」押しの風潮に愕然として、またファンにもどるお話。ブログで書き綴った青白時代の取組とか、自分も結構熱心に見ていた時期とも重なって、そーだったよなーとあの頃のこと思い出しました。スー女が相撲を救う説は、ひざをうつ感じです。理屈っぽいけど、読みやすい。
その2
ドイツの警官シリーズもの第五弾。男刑事の主役のオリバーが、どんどん情けないやつになり、女刑事ピアの独壇場。風力発電という「クリーン」とされているエネルギーも利権・自然保護が絡むとどろどろに。作者が地球温暖化も捏造だ説に傾いているような気も。2ページじゃ足りない多数の登場人物にそれぞれ見どころを作りながら、スピード感ある物語運びは力技。でも破綻してない凄腕。
その3 (上下本)
少女〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)
- 作者: M・ヨート,H・ローセンフェルト,ヘレンハルメ美穂
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2017/11/13
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
スウェーデンの犯罪心理操作感セバスチャンシリーズ 第四弾。
前作(白骨)が、「おいおい、ここで終わりにするとか。次出るころにはもうストーリー忘れてるよ」というTV的な to be continued で終了。でも思ったより早く次作が翻訳。翻訳者は大変だったろうな~。
このセバスチャンというのが、優秀だけど自己中の権化でなおかつ女の敵。なんですが、他のチームのメンバーもわりと大概だったりする。ヨーロッパだから個人主義が徹底してるのかな。
2人の共作なんですが、どうやって執筆をわけてるんでしょう。ローセンフェルトは、「ブリッジ」という連続ドラマを手掛けたかた。これ、ケーブルTVに加入してたときに夢中になってみました。そういえば、これも女主人公の刑事がちょっとした人格破綻者だったなぁ。そういうのがお好みかしら。この本も、前作ほどではないけど、見事に to be continuedしてました。
ブリッジはシーズン1と2がAmazon Primeでみれます。おすすめ。
今見てみたらシーズン3もあるみらいですが、こちらは有料。無料になったらみたいな。
疲れたけど、ちょっとした達成感。
明日からは、友人と避寒旅行に行ってきますので、しばらくブログは休止。
声をかけていただけるうちは、極力旅に出るがモットーです。いってきます。