【読書】寂しい生活
みんふです
図書館で結構な順番待ちで、ようやく回ってきたこちら。
デビュー作、魂の退社から、結構毀誉褒貶が激しい方ですね。
曰く
「元朝日新聞という高級とりが、ビンボーごっこ・エコごっこをやっているだけ」
「元ジャーナリストがこんな幼稚なことしか書けないのか」
「アフロもキャラつけで、本を売らんかな見え見え」
などなど。
それでも、未曽有の被害(天災・人災)の中で、節電という当初の目的をすがすがしいまでに実行して、第三者からみれば ばかばかしい(暗くなって家に帰っても電気をつけずに、暗さに目が慣れるまでじっと佇むなど)冒険を重ねながら、ある境地に到達したというのは、議論ばっかの有象無象より、「実践」してるだけ、ましだと思いますけど。こうしろ、とか強制もしてないですしね。
文章も幼稚といわれながらも、すいすい頭に入っていく。だからこその、この人気の待ち本だったと思います。
ご本人もこの思いっきり小さくなった「寂しい生活」を愛おしんでるのがわかります。同世代の親の話にしても身につまされました。
エアコンなし、冷蔵庫なしの生活は無理だけど、30年生のレンジや25年生のドライヤーあたりが壊れたら、新しいのを買うのはやめてみてどこまでできるか試してみようかな。