【読書】無限の本棚 ー エアコレクションという最強の趣味
みんふです
朝起きた時から、鼻と目がどーにもかゆくて、くしゃみも止まらずまたしても蟄居。
名古屋のマラソンを見たり、PCのストリームでオープン戦見たり、夕方はお相撲観たり、合間に読書したりの一日でした。
TVをちらちら見ながら、こちらを読了。
この方、フリーライターと古書店店主の二足のわらじを履いているかたですが、幼いころからのコレクション歴(酒ブタ、切手、漫画、野球カード、ジッポライター etc)をまじえながら、独自の「コレクション道」を語っております。
これだけ蒐集しまくれば、家の中カオスでしょ。
と思うのですが、この方「日本一のコレクションになれない」と冷めるとあっさり手放しちゃったりするんですよ。普通、手に塩集めたものを手放したら、新しいコレクションをしようと思わないような気もするけど、そんなことないんですね。
あらたに自分の琴線に触れた、ゴールがある程度見えていて、他の人が集めている可能性が少ない対象に向かってまっしぐら。ゴールすべき対象の総数をナンバリングでリスト化して、それをひとつひとつ潰していくことに無常の喜びを感じるわけです。
いってみれば、他人が設定してないスタンプラリーですかね。その最たるものがブックオフ巡り(古本屋のせどりもかねる)。全国のブックオフの住所・店名・規模・初来店日・標高? を独自にエクセルにまとめて、踏破を目指している。
ちょっと引くところもあるけど、これ自分で楽しめれば最強ですね。
そして、蒐集歴の地平の果てに、コレクションしない(購買行動をほとんどない)データーを集める、エアコレクションという荒業を生み出したのです。
たとえば、空耳映画。 外国語の映画で日本語に聞こえるシーンをタイトル・状況説明・シーン時間などをエクセルにまとめてコレクション。
くだらんという人は、人生楽しむコツをわかってないです。
私も、家計簿以来 データを集めるエクセルラブっこになったので、この楽しみ方はちょっとわかります。
この本を読んで、ちょっと前にEテレでやってた「ねほりんぱほりん」のBL女子をちょっと思い出しました。BLをこじらせて、いまや無生物(駅と電車のような)にも、タチとネコの役割つけて萌えることができる。って、これ脳内で遊べて金もかからないし、最強だよな。
この人にもそれと同じ匂を感じました。人生楽しむ達人です。
楽しむネタはどこにでも転がっているということ。日本一にはなれなくても、エアコレクション、私もなんか始めるかな。